【本記事のサマリー】
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楽天証券やSBI証券などの大手ネット証券では、フィリピンの「個別株」は直接買えない(投資信託を通じた間接投資になる)。
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SMやAyalaなどの個別銘柄を直接買いたい場合は、「アイザワ証券」や「内藤証券」などアジア株に強い証券会社の口座が必要。
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アジア株特有の「高い取引手数料」と「為替リスク」を理解し、長期保有前提で投資することが成功の鍵。
1. フィリピン株への2つの投資アプローチ
これまでの連載でフィリピン株の魅力をお伝えしてきましたが、実際に日本から投資を行う場合、大きく分けて「①投資信託(ファンド)を買う」か「②個別株を直接買う」の2つのルートがあります。
米国株のように「どの証券会社でも簡単に個別株が買える」わけではないため、自分の投資スタイルに合わせた証券会社選びが最初のハードルとなります。

2. 大手ネット証券(SBI・楽天など)は「投資信託」が基本
多くの方が口座をお持ちのSBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券ですが、2026年現在、フィリピン市場の「個別銘柄(SMやAyalaなど)」は取り扱っていません(ASEAN株としてはシンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアのみ)。
しかし、これらのネット証券でも「フィリピン株を投資対象とした投資信託(ファンド)」を通じて、間接的にフィリピン市場へ投資することが可能です。
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代表的なファンド: 「フィリピン株ファンド(キャピタル アセットマネジメント)」「イーストスプリング・フィリピン株式オープン」など。
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メリット: 100円などの少額から積立投資が可能。NISA(成長投資枠)に対応しているファンドもあるため、初心者には最も手軽な選択肢です。
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デメリット: 信託報酬(年間1.5%〜1.7%程度)という保有コストが毎年かかり、個別企業をピンポイントで狙うことはできません。

3. 「個別株」を直接買える証券会社はどこ?
「この財閥の成長に賭けたい!」「高配当株を直接保有したい!」という場合は、アジア株の取り扱いに特化した証券会社で口座を開設する必要があります。
日本国内でフィリピン個別株を豊富に取り扱っている代表格が以下の2社です。
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アイザワ証券: アジア株パイオニア。フィリピン株の取り扱い銘柄数が国内トップクラス(約80銘柄)で、主要な財閥株や高配当株を網羅しています。
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内藤証券: 中国・アジア株に強い証券会社。こちらもフィリピン市場の主要銘柄に直接投資が可能です。

4. 知っておくべき2つの注意点(手数料と為替リスク)
フィリピン株投資(特に個別株)を始める際、日本株や米国株の感覚で始めると痛い目を見るポイントが2つあります。
① 取引手数料が割高
日本株や米国株は「売買手数料無料」が当たり前になりつつありますが、フィリピン株をはじめとする新興国株は、現地の取引コストや保管費用がかかるため、約定代金の1%〜2%程度(最低手数料が数千円かかる場合も)の売買手数料が発生します。 短期的なデイトレードには全く向いておらず、一度買ったら数年は保有し続ける「バイ&ホールド」が絶対の基本戦略となります。
② 為替リスク(ペソ・円)
フィリピンの通貨「ペソ」建てで資産を持つことになるため、株価が上がっても「円高・ペソ安」が進めば、円換算での資産価値は目減りします。ただし逆に「円安・ペソ高」になれば為替差益も得られます。フィリピンの安定した経済成長と金利水準を考慮すれば、中長期的な通貨の極端な下落リスクは限定的と見られていますが、為替の変動は常に意識しておく必要があります。

結論:まずは少額の投信からか、本気の個別株か?
これからフィリピン投資を始める方へのアドバイスは以下の通りです。
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初心者・ほったらかし派: まずは楽天証券やSBI証券で「フィリピン株ファンド」を毎月少額から積み立てて、市場の値動きに慣れましょう。
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中上級者・インカムゲイン派: アイザワ証券などで口座を開設し、今週ご紹介したような「SM」や「アヤラ」などの財閥株、または「高配当REIT」を長期目線で仕込みましょう。
フィリピン経済の成長の波に乗るために、今週末、まずは証券口座のラインナップを確認してみてはいかがでしょうか。















